
証券口座を複数持つことのメリット・デメリットから上手な活用方法が分かる
- そもそも証券口座は複数持つことができる?
- 証券口座を複数持つとどんなメリットやデメリットがある?
- 上手く使い分けるポイントは?
結論、証券口座を複数持つことは可能で、多くの投資家が目的に応じて賢く使い分けています。
「IPOの当選率向上」や「各証券会社のいいとこ取りができる」というメリットがある一方、「資産管理や確定申告の手間が増える」点や「NISAは1人1口座」などには注意が必要です。
この記事では、証券口座を複数持つ前に知っておくべきメリット・デメリットから上手く使い分けるポイントまでを解説していきます!
(2級FP技能士、証券外務員)
証券口座を複数持つことのメリット
各証券会社のいいとこ取りができる

証券会社によって「クレカ積立の還元率が高い」「情報ツールが優秀」「米国株の取扱数が豊富」など、強みや得意分野は異なります。
代表的なネット証券各社の強みを紹介します。
| ネット証券 | 強み |
|---|---|
| 楽天証券 | 楽天ポイントがおトクに貯まる&使える |
| 松井証券 | 投信保有のポイント還元率が最大1%で業界最高水準 |
| マネックス証券 | 米国株の取扱数が約5,000銘柄と豊富 |
| SBI証券 | 日本株や投資信託などの取扱商品数と総合力が高い |
複数口座を持ち、各社の得意分野を組み合わせることで、より良い条件での投資ができます。
IPO株の当選確率がアップする
IPO株(新規公開株)は購入権利を得るために抽選が行われます。
この抽選は「1つの口座につき1回の応募」が基本です。そのため、複数の証券会社で口座を開設しておくと、同じ銘柄に対して複数回アプローチできるようになり、当選確率を高めることができます。
システム障害時のリスク分散ができる
滅多に起こることではありませんが、もし今利用している証券口座でシステムトラブルが起きた場合に、何も取引ができなくなってしまいます。
そのため、機会損失を防ぐという意味でも複数口座を開設しておくと安心でしょう。
証券口座を複数持つことの注意点
資産管理の手間が増える

「どの証券会社に何の資産をいくら預けているか」が一目で把握しづらくなります。
現在の総資産額や全体の総合的な運用成績を知るには、各社の情報を自分で整理して集計・合算しなければなりません。
そのため資産・株管理アプリと一括連携するなど、資産・運用状況を一画面で把握するための工夫をすることをおすすめします。
確定申告が必要になるケースがある
特定口座(源泉徴収あり)を選んでいれば、証券会社が税金を自動的に計算・納付してくれるため、基本的に確定申告は不要です。
特定口座とは?
・特定口座(源泉徴収なし)・・・税金の計算(年間取引報告書の作成)のみ証券会社が行い、納付は自分で確定申告をして行います。
ただし、複数の口座で利益と損失が分散している場合は注意が必要。
A社で利益が出て、B証券で損失が出た場合、確定申告で損益通算をすることで、払いすぎた税金の還付を受けられます。
また、一般口座で取引をしている場合は、自分で損益を計算して確定申告をする必要があるので、複数口座を持つ場合は、できるだけ特定口座(源泉徴収あり)を選ぶことで、確定申告の手間を減らせます。
複数の証券口座を上手に使い分けるコツ・ポイント

複数の証券口座を上手に使い分けるコツ・ポイントは、口座ごとに「明確な役割」を与えることです。
1つの口座でインデックス積立、個別株、短期トレードなどを混同して行うと、総資産の評価損益が入り乱れ、「長期保有のつもりだった株を短期の下落で売ってしまう」といった判断ミスが起きやすくなります。
メインは「守り」としてNISAやインデックス積立用、サブは「攻め」やメインの「補助」として個別株やIPO応募用といったように、役割を分けて運用することをおすすめします。
メイン口座は「総合力」で選ぶのがおすすめ!
メイン口座は、長期的に投資の中心となる口座です。メイン口座を選ぶ際は、主に以下の3つのポイントを意識して総合的に評価しましょう。
①手数料が安いか
前提、証券口座の選択肢として「ネット証券」「対面証券」「銀行」の3つがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。

手数料が安く、商品数が多い傾向にあるという点でネット証券の方が圧倒的に有利となっています。
そのため、本サイトでは手数料が安い"ネット証券"から厳選した会社のみ紹介しています。
②取扱商品が豊富か
人気の銘柄であればどの証券会社でも基本的に取り扱っておりますが、今後投資の幅を広げていく際に扱数が多いほうがより選択肢が広がります。

③ポイント還元率が高いか
クレカ積立や投信保有の還元率が高く、日頃使うカードや貯めているポイント(経済圏)とマッチする証券会社を選びましょう。
自身の生活圏と連携させることで、投資も日常もより効率よくお得になります。

サブ口座は「目的」で選ぶのがおすすめ!
メイン口座の総合力でカバーしきれない特定の機能やサービスは、サブ口座を開設して補うのが賢い使い分けです。
「IPO(新規公開株)の当選確率アップ」「米国株の取引」「ポイ活・ポイント還元」など、明確な目的に特化した証券会社を選ぶことで、資金の分散を最小限に抑えつつ運用の効率を最大化できます。








監修者からのコメント
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