
VOOの基本から始め方まで分かる!
- 「VOO」ってなに?
- メリット・デメリットは?
(2級FP技能士、証券外務員)
VOOとは?
VOOは、正式名称を「バンガード・S&P500 ETF」という、世界最大級の運用会社であるバンガード社が提供する米国の上場投資信託(ETF)です。
この商品は、米国の主要な株価指数であるS&P500に連動する投資成果を目指しており、S&P500指数は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している約500社の代表的な米国企業で構成されているため、VOOに投資することで、米国市場の大部分をカバーする広範囲な分散投資効果を得ることができます。
そのため、これから投資を始めたい初心者にもぴったりの人気銘柄となっています。
S&P500指数ってなに?
米国経済の動向を幅広く反映しており、株式市場の健康状態や投資パフォーマンスを測る指標として広く使われています。

ETFってなに?
一般的な投資信託とは違って取引所に上場しているため、株式と同じように自分が取引したい価格で自由に発注・売買することが可能です。
VOOのメリット
①利回りが高い
VOOは直近5年間の平均利回りが約15%、また過去10年間においても約12%と高く、安定しています。
では、もしVOOに毎月3万円の投資をすると、10年後にはどのくらい資産が増えるでしょうか?
過去10年の利回りを参考にシミュレーションを行ったところ、10年運用で合計資産は600万円を超える結果となりました。
コツコツ投資を始めた人と、貯金でほったらかしにしておいた人では資産に大きな差が生まることが分かりますね。
| 想定利回り年率:12% | 元本 | 運用収益 | 元本+運用収益 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 36万円 | 2.1万円 | 38.1万円 |
| 5年目 | 180万円 | 57.3万円 | 237.3万円 |
| 10年目 | 360万円 | 277.3万円 | 637.3万円 |
※将来の成果を約束するものではありません
②世界的な恐慌に強い
リーマンショックや近年ではコロナウイルスなどの影響で世界的な金融危機が発生しました。
しかし、VOOが目指している指標である「S&P500」は金融危機に強く、コロナウイルス発生時はわずか半年ほどで元の基準価格に回復し、現在まで右肩上がりで成長しています。
今後も世界的な不況が起こる可能性はゼロではないため、金融危機に強いS&P500に連動するVOOへの投資は投資初心者にもおすすめの商品と言えます。
運用コストが低い
VOOに投資する最大の魅力は運用コストが圧倒的に低いことです。
世界最大級の資産運用会社であり、長年にわたって低コストの商品提供にこだわってきたバンガード社だからこそ経費率0.03%を実現できています。
米国籍ETFの平均経費率は0.20%ですので、VOOの経費率いかに低いかお分かりいただけるのではないでしょうか?
VOOのデメリット
①短期で利益がでにくい
S&P500は値動きが小さいため短期間では大きな利益が出にくく、5年~10年と長期運用が前提の商品です。
短期的に大きく利益を上げたいという方にはあまり向いていません。
②自分で銘柄選定できない
運用方針や投資先は商品ごとに決まっており、個別に「この企業に投資したい」といった細かな指定はできません。
VOOとVTIはどう違う?
VOOとVTIのどちらに投資すべきかで迷っている方に向けて、両ETFの違いを表にまとめました。
| VOO | VTI | |
|---|---|---|
| 運用会社 | バンガード社 | バンガード社 |
| 連動指数 | S&P500 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
| 構成銘柄数 | 500 | 約4,000 |
| 投資対象 | 大型株 | 大型/中型/小型株 |
| トータルリターン(5年) | 15.49% | 14.92% |
| 向いている人 | 大企業中心に堅実に増やしたい人 | 分散重視で中小型株の成長も取り込みたい人 |
結論として、投資初心者にはVOOがおすすめです。VOOは米国の大型優良企業500社に投資しており、個別株リスクが小さく値動きもVTIより安定しているため、長期の積立に向いています。また、S&P500連動というわかりやすさから、情報や解説が豊富で学びながら投資できる点も初心者には大きなメリットです。
VOOは今買うべきなの?
結論、VOOはいま買うべき投資先だといえます。
2025年に入ってから大統領がトランプ氏に変わった影響から株価が少し下落傾向にあり、「今は下がっているから買うのが怖い…」と心配する気持ちもわかりますが、
先述した通り、長い歴史でも上がったり下がったりを繰り返しながら、長期的には右肩上がりを続けてきました。
一時的に下がっている今のこのタイミングで買うことができれば、今後大きなリターンを得ることが期待できるため、下落している今がチャンスと言えます。
VOO投資で活用すべきNISA制度とは?
VOO投資を始めるにあたって、マストで活用すべきお得な制度が「NISA」制度になります。
NISA(ニーサ)とは、購入した投資商品(株式・投資信託など)から得られる利益がまるまる非課税になる制度です。

本来、株式や投資信託で出た収益に対して約20%は税金でもっていかれてしまうのですが、NISA口座で投資した場合、税金がかからないため利益をまるまる受け取ることが可能です。
VOOへの投資を始めるなら必ず利用しないと損なので、まだNISA口座開設ができてない方は開設しておきましょう。
NISAでVOOを始める方法
VOOのメリットは分かったけど
どうやって始めればいいの?
NISAでVOO投資を始めるには、預貯金の銀行口座とは別に、「NISA専用の証券口座」の開設が必要になります。
- 1 NISA口座を開設する証券会社を決める
- 2 口座開設(無料)の申込
- 3 VOOを購入する(成長投資枠)








成長投資枠は、年間の投資上限がつみたて枠より大きく、VOOのような成長性の高いETFにも投資が可能です。